オーナーシェフのアントニオさんは、長年マカオでポルトガル料理の美味しさを広めてきた草分け的存在。2008年、コロアネ島の名店『里斯本地帯餐廳/Espaco Lisboa』のオーナーシェフを退き、この店をオープンした。目指したのは何から何まで、生粋のポルトガル流。本国出身のシェフ達による料理はもちろん、調味料やワイン、飲料水まですべてポルトガル産。パンも自家製でポルトガルの味を再現しているという徹底ぶりだ。
店を30席ほどの小さな造りにしたのは、「自分でお客さんを十分にもてなすためにぴったりのサイズだから」。毎日市場で仕入れたその日ベストの食材を使い、調理の合間には客席と厨房を行ったりきたり。ワインやハムをサーブするポルトガル式パフォーマンスを見せてくれることも。「お客さんに呼ばれちゃうからね」と笑うが、料理人を目指したきっかけが家族のために料理するのが好きだったという彼、なによりお客さんの喜ぶ顔が見たいのだ。現在も、3階にテラスを作り、パン工房も作って…と理想の店づくりは進行中。
彼の自宅に招かれたような、温かなアントニオ・ワールドに浸れば、たちまちファンになるはず。
手前から「アフリカン・チキン ポテトグラタンとミックスサラダ添え(HK $145)」 スパイスやココナッツミルクの芳醇なソースとふっくらジューシーな鶏肉が美味。「ポルトガル式ダックライス(HK $130 )」 アヒルをソーセージと炊き込んだ混ぜご飯は独特の香りが病みつきに。
澳門仔舊城區客商街3號
TEL:2899-9998
12:00~15:00/18:00~23:00(土日12:00~23:00)
無休 ※要予約
www.antoniomacau.com
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